自分の中で勝手にいろいろな言葉を作っちゃう造語症っていうのがあるんだけれども知ってる?かくいうワイも造語症にかかっている一人だ。造語症は頭のおかしな人って思われることも多いよね。ま、ワイ自身の話で言えばおかしいのは否定できひんが…。
でも造語症の人の略歴を見てみると、結構優秀な人も多いのよ。
造語症はアスペルガーの一種?偏差値高い人が多い?
造語症の人は知的だが人間関係の構築が苦手
造語症の人はアスペルガー症候群の典型的な症状の一つって言われているみたいだね。いきなり「なんのこっちゃ?」と思っている人もいるかもしれないね。アスペルガー症候群は自閉スペクトラム症の一種で、中でも知能や言語の遅れの見られない人のことを指すらしいよ。
知能的にはむしろ優秀で、学業では優秀な人が多いみたいだね。だから偏差値の高い難関校に進学できちゃうんだ。でも問題なのは、人間関係がうまく構築できない点。
だから周りの人たちから「頭がいいけれどもちょっとおかしなヤツ」って思われちゃうんだよね。クラスで浮いているヤツだね。
アスペルガー症候群の人は丸暗記が得意|造語症との関係性
アスペルガー症候群の話はメインじゃないんで、この辺にしておこう。なんで造語症に関連あるかっていうと、アスペルガーの人は丸暗記が得意なんだ。だから本に書いてあった言葉や誰かに言われた言葉をそのまま暗記することにはたけているんだ。
だから普通の人と比較して、いろんな言葉を知っている人が多いんだ。普段あまり使われることのない専門用語でもすぐに頭に入っちゃうから、日常会話の中で使えたりするんだね。
アスペルガー症候群のデメリットは思考力がない|造語症との関係性
ところがアスペルガー症候群の人が問題なのは、丸暗記には強みがあるけれども思考力のあまりない人が多い点。つまり言葉自体は覚えているんだけれども、その言葉の深い意味やどういった使い方をするかに関してはあまり関心がないんだ。
だから「そこじゃないだろ」というところで、場違いな言葉を使ってしまう。それで「あいつやばいぞ!」てなことになるわけだ。
頭の中にある言葉のストックは普通の人よりもたくさんあるだろう。でも言葉を深く理解していないからストックの中から適当にチョイスして、しゃべったり文字を書いたりしちゃう。だからほかの人から見ると意味不明なことを言ったり書いたりするわけだな。
造語症はポンポン言葉を作っちゃうんだけれども、こんな芸当をするためにはそもそもいろいろな言葉を覚えていないといけないし、すぐにストックの中から取り出さないといけない。てことは、少なくても言語能力は人並み以上というわけなんだ。
アスペルガー症候群=造語症持ちではない|造語症との関係性
ただし注意してほしいのは、アスペルガー症候群の人が全員造語症持ちかというとそういうわけじゃないんだ。もちろんアスペルガーでも造語症のような症状を持ってない人だっている。逆もまた真だよね。
造語症の傾向があるからと言って、決してアスペルガーとは限らないわけ。まだ造語症そのものの研究がそこまで深く掘り下げているわけではないから、わからないこともいろいろとあるみたいだね。ただしアスペルガーの症状の一つに造語症のあることは確かのようだよ。
精神科医の中には興味を持っている人も
造語症の類義語はネオロジズム、言語新作
造語症は精神科の世界では結構高い関心がもたれているみたいだね。ちなみに造語症を表現する言葉はほかにも「ネオロジズム」とか「言語新作」などもあるよ。ネットではこの言語新作に熱心な精神科医も出てきているみたいだね。
精神科医の中には、この言語新作の患者さんは一種の天才じゃないかと考えている人も結構いるみたいだね。いわゆる「天才と狂気は紙一重」っていうヤツだ。
【天才と狂気は紙一重の造語症】造語症患者の事例
例えばとある精神科病院に入院していた造語症の患者さんは、とにかく自分の言葉をいろいろなところに書き込んでいたらしい。ティッシュペーパーや大学ノートに診察のたびにお医者さんに見せてくるっていうんだ。
しかも細かな文字で枠いっぱいにびっしり言葉を書き込んでいるというんだ。しかも読んでみると意味不明な文章で、理解できない造語がいろいろと盛り込まれているというんだ。
みんなイメージしてほしい。大学ノートに好きなことをとにかく書き込んでくれって言われたとするね。この時びっしり文字で埋めることってできる?結構実際にやってみると難しいと思うんだ。
ボキャブラリーがそれなりに必要になってくるからね。でも造語症の患者さんはそれができちゃうわけ。もちろん患者さんはほかにやることも基本的にはないだろうし、時間もたくさんあるっていうアドバンテージはあるかもしれない。
でも言葉で空白を埋めるのは並の人間のできる芸当ではないね。しかも既存の言葉ではなく、自ら新しい言葉を生んで書き込んでいくわけだから、知能指数は高いんじゃないかな。
造語症の使い方を工夫すれば成功できる
造語を次から次へと生み出すということは、使い方を工夫すれば大成する可能性だってあるね。例えば文学や詩の世界では成功する可能性だってある。斬新な表現などを作るだけの能力があるからね。
ただしアスペルガーが入ってくると言葉の使い方がめちゃくちゃになって、ほかの人が見れば意味不明なものになってしまうけれども。
造語症の研究者が造語症になる、「ミイラ取りがミイラになる」
実は造語症の人の偏差値が高いと思ってしまうのは、精神科医で造語症の研究をしているうちに自分が造語症になったっていうパターンがあるからなんだ。まさに「ミイラ取りがミイラになる」っていう言葉がぴったりだね。
何人かの精神科医が協力して、フランス語の専門書を翻訳することになったっていうんだ。複数の人がかかわるので、「この言葉にはこの訳語を使おう」ってあらかじめ決めていたらしいんだ。
ところがこのプロジェクトに参加していたある精神科医が造語で勝手に訳してしまったというんだ。この人は言語新作の患者を診察していたらしいから、それが移ってしまったわけだね。
精神科医が造語症の患者と関わって自分の造語症になった事例も
その造語を見た別の精神科医が「なんで言語新作をやってるんだ!」と叱責したんだ。するとその造語症の精神科医は「アナタとは絶交です」って返事を出したそう。完全、逆ギレだよね。精神科医のような偏差値の高い人でもこういう風に造語症の人とかかわってしまうと、自分も造語症になっちゃう。
だから偏差値が高く、特に勉強が得意な人は場合によっては、簡単に造語症になってしまうのかもしれないよね。
造語症患者の中には留学する人も
造語症患者は、物事を丸暗記するのに長けている傾向があるね。ということは留学するのに適性があるかもしれないね。留学でネックになるのは、なんといっても言語だよね。
現地の言葉を理解できて、自分でも話せるようにならないとお話にならないよね。でも言葉を暗記するのが得意な造語症の人なら、すぐに現地の言葉を覚えてしまうだろうね。
ただし言葉の使い方を正しく理解できていないから、学生や先生とコミュニケーションをとるのには難があるかもしれない。でも現地生活を始めて早い段階で、向こうの言葉がペラペラしゃべれるようになるのは留学生にとってはうらやましいよね。
造語症の人は輝かしい略歴を誇る可能性も
造語症は新しい言葉をポンポン生み出すことができる。だからこの能力をうまく使えるのであれば、もしかすると輝かしい略歴が手に入るかもしれないね。
例えばコピーライター。人々にインパクトのある言葉を作り出すことができれば、売れっ子コピーライターになるよね。造語症の人は使いようによってはもともと地頭は悪くないから、ほかの人がなかなか歩めないキャリア形成をすることも可能ではないか?
そう思ってしまうと、造語症自覚のあるワイにとって将来は明るいなって考えちゃうよ。
造語症・造語の基本的な定義や意味について詳しく知るには、「neologism(造語症)っていう病気の定義や原因の解説。天才がなる病気って本当なの?」をどうぞ。
コメント