造語症の人から学ぶ、面白いプレゼンテーションをする方法

仕事や学校でプレゼンをすることがある人は、面白いプレゼンやってみようと一度は思うはず。でも、どうやったら効果的なプレゼンをすることができるんだろうと疑問にも思うことも多々あるんじゃない?

落語家さんや漫才師のように話をすることが仕事の人ならともかく、そもそも人前で話をする機会なんて一般人にはほとんどないよね。そんな一般人の我々でも、面白くて効果的なプレゼンをする方法があるよ。それは造語を使うことなんだよね!

目次

造語とは?

造語は言葉を作ることで、無意識に造語をしてしまう造語症なんて病気もあるんだよね。新語や流行語は、造語の典型的な例と言えるかもしれないね。

新語と似たような意味|造語とは?

特に新語というのは造語の類義語でもあるし、今までになかった言葉、存在していたものの、あまり知られていなかった言葉なんかを指して言うよ。芸能人が考えた言葉とか、その年の時事的なことにちなんだ言葉なんかが新語にノミネートされるよね。

流行語と似たような意味|造語とは?

流行語もほとんど同義だけど、その年に流行った言葉を指すから、今までにも存在した言葉が流行ることもあれば、新語が流行ることもあるね。いずれにせよ、新しく作られた言葉は人の興味を引き、印象や記憶に残るものだと言えるんじゃないかな。

一般人もプレゼンで造語をうまく使うと惹きつけられる|造語とは?

造語症でない一般人でも、プレゼンする時に造語を上手に使えば、聴衆の興味や関心を引くことが容易にできるよ!聞いていて耳新しい言葉だと、注意を引き付けることもできるし、記憶してもらうのも簡単!みんなもどこかのプレゼンテーションを聞いていて、何となく覚えているフレーズやスローガンがあるはず。

そういうフレーズやスローガンって、どこにもない言葉で初めて聞いた言葉だったんじゃない?つまり、造語によってプレゼンテーションがより効果的になり、覚えてほしいことや伝えたいことが伝わっていると言えるよ。

プレゼン用の造語って?

1つの単語を作る場合がほとんど|プレゼン用の造語

プレゼンテーションをする時に使うことのできる造語にはいくつかのパターンがあるけど、覚えてほしいことをまとめた1つの単語を作る場合がほとんどじゃないかな。どういうことかと言うと、ポイントとなるいくつかの点を覚えやすいように、頭文字などを集めて1つの言葉にするとか、センセーショナルな新しい言葉を作るという方法ね。元々ある単語を使うこともあれば、全く新しい言葉を作ってしまうこともあるよ。

報連相|プレゼン用の造語

例えば、作業をする上で大切なことを思い起こさせる言葉に「報・連・相」があるよね。これは「ほう・れん・そう」と読むけど、「わからないまま作業を進めるのは止めよう」ということを印象づけるために、「報告・連絡・相談」の頭文字を取ってくっつけて作った言葉だよね。

野菜の「ほうれん草」と同じ発音なので、とっても覚えやすいんじゃない?「報・連・相」は辞書に載っていなかった新しい言葉だから、これも造語と言えるよ。プレゼンをする際にはこういう手法を取り入れると、効果的に使うことができるよね。

プレゼンする時の基本的な型

序論、本論、結論の順に話を展開する|プレゼンの基本

まずは、プレゼンをする時の基本からおさらいしておこうね。プレゼンテーションの基本は、序論から始め、本論で内容を展開して、結論で話をまとめるという流れになるよ。そこで、最も覚えて欲しい部分、最もアピールしたい部分に造語を使うと、とても効果的になんだよね。

序論で造語を使う|プレゼンの基本

序論では注意を引きつけるために、「え?この言葉って何なんだろう?」と思わせるような形で造語を登場させてみよう!聞き慣れない言葉なので印象に残るし、どんな意味があるのか、続く説明を聞いてみたいと思うようになるはずだよ。

本論で、序論で使った造語の説明をする|プレゼンの基本

本論では、登場させた造語の意味を説明しようね。この時に、聴衆が飽きないように、ユーモアを織り交ぜることができればベスト!でも、それには経験とテクニックが要るかもしれないね。だから、最初から狙すぎないようにすることもまた1つのポイントかもね。

ウケを狙いにいくよりは、きちんと造語の説明をすること、プレゼンを聞いている人が「この話を聞いていて得をしている」と思わせるような内容になるようにすることが、心がけるべき部分と言えるね。

結論でも再び造語を使って印象付ける|プレゼンの基本

そして、結論でもう一度、造語を登場させて、しっかりと聴衆に印象付けるようにしようね。シンプルな方法だけど、プレゼンの最後に復唱しておくと、しっかりと記憶に残るものなんだよね。

登場させた造語をリピートすることで、造語の存在感を目立たせることもできるし、覚えてほしい点を明確にすることができるからね。

造語を使ったプレゼンの例:工場の安全に対する意識を高めるプレゼン

では、実際に造語を使ってどんな風にプレゼンすることができるのか、例を挙げて考えてみようか。造語症の人が、工場の安全に関する意識を高めるためにしたプレゼンだよ。

序論で造語「マオマオ」を使って本論で説明|工場の安全に対する意識を高めるプレゼンの例

序論でいきなり、「マオマオ」という造語を使ったんだよね。聞いている人たちは「マオマオ」って何だろう?と疑問に思うはず。そこで、本論で「マオマオ」を説明していくわけね。「マオマオ」という言葉は、「工場内での安全を確保するために、避けなければならない行動の頭文字をつなげた言葉」という説明をするわけ。

マオマオのマの説明|工場の安全に対する意識を高めるプレゼンの例

「マオマオ」の「マ」は「マンネリ化を避ける」、どんな作業も、慣れてきてマンネリ化したら危険度が増す、ということね。

マオマオのオの説明|工場の安全に対する意識を高めるプレゼンの例

「マオマオ」の「オ」は「思い込みで作業しない」、言わなくてもきっとわかっているはず、そんな思い込みが大きな事故につながる、という注意ね。きちんと意思疎通をしよう、ということを説明できるよね。

マオマオのマの説明|工場の安全に対する意識を高めるプレゼンの例

「マオマオ」の2つ目の「マ」は「まだ大丈夫とは考えない」、作業を後回しにしていくと、思わぬところでミスをする、ミスが重なってくると、焦って仕事や作業をするので危険が増す、ということね。

マオマオのオの説明|工場の安全に対する意識を高めるプレゼンの例

そして、「マオマオ」の最後の「オ」は、「怒らないで褒めよう」だよ。怒ってばかりいると、怒られることが怖いので、ミスを隠すようになっちゃうよね。小

さなミスを隠すと、それが大きな事故につながるもの。先輩はなるべく怒らないようにすることで、部下との良い関係を築くことができるんだよ。良い関係が築けていれば、安全面でもたくさんのメリットがあるよね。

こんな風に、プレゼンの本論で、登場させた造語「マオマオ」をきちんと説明することで、印象に残るんじゃないかな。

結論で再びマオマオを使う|工場の安全に対する意識を高めるプレゼンの例

最後に、結論部分でもう1度「マオマオ」を出そう。今日は「マオマオ」という言葉を覚えてくださいね、「マオマオ」っていう言葉は、「マンネリ化を避ける」「思い込みで作業しない」「まだ大丈夫と考えない」「怒らないで褒める」ですよ、という風に、「マオマオ」という言葉を構成する、主要な部分だけを復唱すると効果的じゃないかな。

そうすることで、間違いなく「マオマオ」という言葉は覚えてくれるだろうし、4つの要点についても、いくつかは絶対に覚えてくれるはずだよ。

少しユーモアを持たせて、「マオマオ」という言葉を発音する時に動物の鳴き声のように発音してみるといった工夫もできるし、プレゼンしている造語症の人の名前が「真央さん」だと、さらに印象強くなるんじゃないかな。

プレゼン用造語の作り方

「あいうえお作文形式」を使う|プレゼン用造語の作り方

プレゼンテーションをする際に造語を使うと効果的だということはわかったものの、造語症でない人はどうやったらピッタリの言葉を作ることができるんだろうね。

プレゼンの内容やどこで誰に話すかにもよるけど、基本的に外さない方法の1つが「あいうえお作文形式」だね。「あいうえお作文」という名前は聞いたことがあるだろうし、どこかで1度は作ったことがあるという人も多いはずだけど、どうかな。

「あいうえお作文」の作り方は2通りある|プレゼン用造語の作り方

「あいうえお作文」の基本的な作り方は2通りあるよ。1つは頭文字になる言葉を先に決める方法、もう1つは作成したいくつかのスローガンの頭文字を取って「あいうえお」のような言葉を作る方法ね。

ここでテーマにしている造語を使ったプレゼンの場合、作る言葉は何でも良いから、後者のやり方が良いんじゃないかな。さっき例に挙げた「マオマオ」も、後者のやり方で誕生した言葉だよね。

「あいうえお作文」形式で造語を作る例|プレゼン用造語の作り方

「あいうえお作文」形式で造語を作るのは意外と簡単だよ。例えば「面白いプレゼンはどうやってできるのか」というテーマでプレゼンをする場合、いろいろと調べて、面白いプレゼンとはどんなプレゼンなのか、そのためには何が必要なのかを把握してから、要点をいくつか絞っていくわけ。

要点は多すぎないようにするのもポイントね。今回は「目的を明確にすること」「シンプルに話すこと」「造語を使うこと」の3つにするね。

これら3つの要点の頭文字は「も」と「し」と「ぞ」だから、この3つを組み合わせて、あいうえお作文形式の造語を作ってしまえばそれでOKだよ。「もしぞ」としても良いし、順番を入れ換えて「しぞも」としても大丈夫。

プレゼンの冒頭、序論で「もしぞ」って言葉を聞いたことがありますか?とスタートして、この造語を印象付けようね。続いて本論の部分で、面白いプレゼンをするために必要な3つの要点をそれぞれ掘り下げて説明できるよね。

最後に、結論の部分でもう一度、「もしぞ」を復唱して覚えてもらうように促すという感じね。

うまい造語を作るコツ

センセーショナルな造語を含める|うまい造語を作るコツ

プレゼンで造語を使う場合にできるもう1つの方法は、なるべくセンセーショナルな造語を含めるという方法ね。例えば、最近ではよく「エモい」という言葉を使うけど、この「エモい」は、英語の「エモーショナル」と日本語の形容詞(「熱い」とか「寒い」など)の「い」をくっつけて作った造語だよね。

意外と昔からあった言葉なんだけど、ここまで頻繁に使われるようになったのは最近のことだよ。

エモい(エモーショナル+~い」)|うまい造語を作るコツ

「エモい」とは「心(感情)が動いて何とも言い難い気持ちになったこと」を表す言葉で、キレイな景色の写真を見た時に「エモい写真」と言う風に使うよね。「エモい」はセンセーショナルな造語なので、人の記憶に残ったんじゃないかな。

このようなセンセーショナルな造語を考えてプレゼンの中に含めることができれば、プレゼンはより効果的に、記憶に残るものになるよね。センセーショナルな造語なんてどうやったら作れるのかな?これもそんなに難しく考えなくて大丈夫。そもそも造語は自分で作る言葉なので、ルール無用の何でもアリなんだということをお忘れなく。

英語と日本語のミックス|うまい造語を作るコツ

すごくシンプルで簡単な方法は、「エモい」のように、英語と日本語をミックスしちゃう方法だよ。みんな知っているような英単語でも、日本語とミックスしちゃうだけで、とてもセンセーショナルな言葉になるよ。

センセーショナルという言葉を使った造語の例|うまい造語を作るコツ

じゃ、センセーショナルという言葉を使って造語を作ってみるね。プレゼンでは「センセーショナルな造語」を使うと効果的だと説明する時に、「セン語」という造語を使ってみようか。

「プレゼンのポイントはセン語だよ」と言うと、聴衆はこの言葉に興味を持って、覚えてくれるよね。さらに、「セン語」という言葉の響きが「戦後」とか「戦国」に似ているから、「セン語間もなくその説明をしましょう」とか、「セン語ばかり使うと戦国時代みたいに混乱しちゃうので、使いすぎには注意しましょう」とか、ダジャレ要素を含めて使うこともできるよ。

この方法だと、さらに印象づけることが可能だよね。

造語を使って面白いプレゼンを

プレゼンの目的は大爆笑させることではない

そもそも、面白いプレゼンって何だろうね?聴衆のウケを取って、大爆笑させることが面白いプレゼンというわけではないよね。聴衆を笑わせることが目的の場合、それをプレゼンとは言わないよね。落語や漫才やコントになっちゃうんじゃない?

面白いプレゼンの定義は要点が伝わり、最後まで聞きたいと思えるようなプレゼン

面白いプレゼンとは、要点が明確に伝わるプレゼン、かつ飽きずに最後まで聞きたいと思うようなプレゼンのことだよ。造語を上手に使えば、そんなプレゼンをすることが可能になるよ。

あいうえお作文形式にせよ、センセーショナルな造語にせよ、「あれ?これって何だろう」と思わせることができれば、ほぼほぼ成功したようなもの。

素晴らしいプレゼンは事前準備を徹底している

もちろん、造語を作ることだけに集中して、プレゼンの内容がガタガタになってしまったら意味が無いので、そこは注意してね。面白いプレゼンの一番のコツは「しっかりと準備すること」、準備段階でぜひ興味を引くような造語を考えて、それをプレゼンの中で、要所要所に含めてみると、面白いプレゼンがきっとできるはずだよ。

仕事関連の造語について詳しく知るには、「造語症の方向け!転職エージェント・転職サイトについて~求人探しや募集要項の確認方法などについてのまとめも」をどうぞ。

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