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日常で使っている言葉、実は芸能人の編み出した造語だった?

みんなが日常的に使っている言葉が実は造語で、しかも芸能人が発祥っていうこともしばしばあるんだ。芸能人の発信力がものを言うってことだよね。

造語症の僕が、有名な芸能人ルーツの造語をいくつかピックアップしていくよ。意外でびっくりする言葉もあるんじゃないかな?

目次

「ガッツポーズ」実は英語ではない

「ガッツポーズ」っていう言葉があるよね。英語だと思っている人も結構多いんじゃないかな?でも、これって和製英語だから、「ガッツポーズやって」と外国人に言っても、なんのこっちゃかわからないってリアクションされるよ。

ガッツポーズの由来はガッツ石松さん

このガッツポーズだけれども、芸能人由来と言われているんだよ。それはガッツ石松さん。今では天然ボケの芸能人っていう立ち位置かもしれないけれども、世界チャンピオンになったこともある、有名なプロボクサーだったんだよ。

彼が世界チャンピオンになった時に、両手を挙げるポーズを取ったんだよね。このポーズのことを、彼のリングネームに引っ掛けて「ガッツポーズ」と呼んだわけだね。

ガッツポーズの由来はボーリングという説も

ただし、ガッツポーズの発祥はボーリングからっていう説もあるよ。昔、「週刊ガッツボール」というボウリング専門誌があったんだけど、この中にストライクを取ったときにやるポーズのことを「ガッツポーズ」って書かれていて、ガッツ石松さんのポーズよりも早いので、こちらが発祥とも言われているね。

剣劇女優から生まれた「チラリズム」

浅香光代さんの太もものことを「チラリズム」と呼んでいた

見えそうで見えない、セクシーなさまを「チラリズム」って言うよね。男子なら、雑誌とかどこかで見かけたことがあるんじゃないかな。実は、このチラリズムも造語の一種だよ。

しかも、剣劇で鳴らした浅香光代さんの太もものことを「チラリズム」って呼んでいたって聞くと、意外な感じがするんじゃないかな。

昭和25年、浅香さん(19歳)が太ももを見せていて話題に

昭和25年、浅香さんが立ち回りをする舞台を見ていた新聞記者が、浅香さんの着物の裾がちらちらして、そこから見え隠れする太もものことを「チラリズム」と表現したわけ。

昭和25年というと、浅香さんは当時19歳だね。そんな若い女性が太ももを舞台で見せていたってなると、話題になったのが容易に想像できるよね。

ゲーム関係の造語は芸能人発信が多い

「最初はグー」の由来は、志村けんさん

ゲームをするときのお決まりの掛け声っていくつかあるよね。例えば「最初はグー」、じゃんけんをするときに、「最初はグー」と言うのが当たり前になっている人もいるんじゃないかな。

この「最初はグー」って言い出したのは芸能人なんだね。あのザ・ドリフターズの志村けんさんだよ。

ドリフが全盛期だったとき、舞台終了後の打ち上げで行きつけのお店に行ったんだって。飲み会もたけなわになってきたころに、誰が代金を出すかっていう話になったんだね。公平にじゃんけんで決めることになったけれども、みんな酔っぱらっているからなかなかタイミングが合わないんだよ。

そこで、志村さんが「じゃあ、みんな手を挙げて、最初はグー」って掛け声をかけたんだね。それでうまくじゃんけんができたってことで、全員集合など番組の中でも使われるようになったわけ。

「あっち向いてホイ」の由来は、桂文枝さん

子どものころ、「あっち向いてホイ」をやったことのある人も多いんじゃないかな。この「あっち向いてホイ」っていうのも実は造語で、最初に使ったのは芸能人だったって言われているんだよ。

それは落語家の6代目の桂文枝さん。桂文枝さんが桂三枝だった時代、「ヤングおー!おー!」っていう、関西でお化け番組と言われる人気番組があったんだね。その中のゲームで取り入れて、一気に世間に広まっていったんだよ。

でも、このゲーム、もともとは祇園のお座敷遊びだったらしいね。花柳界だけのものだったんだけれども、三枝さんがテレビ番組でやったことで、一気に広まっていったんだね。

「ほにゃらら」の由来は、久米宏さん

クイズ番組で、「ほにゃらら」って言葉がよく使われるじゃない。出題して、正解部分を伏せるときに「ほにゃらら」って造語を使うんだけれども、これも世間に定着しているよね。この「ほにゃらら」は、久米宏さんによる造語って言われているよ。

かつての人気クイズ番組「ぴったしカン・カン」の司会を当時やっていた久米さんが、問題の中に正解が含まれていたのをごまかすために作った造語と言われているね。

「チョメチョメ」の由来は、山城新伍さん

似たような造語として、「チョメチョメ」もあるね。これもクイズ番組で使われる造語なんだ。問題文の一部を伏字にして、その伏字は何かを考えるクイズ番組に、昔「アイ・アイゲーム」っていうのがあったんだよ。

問題文で伏字のところは「××」になっていたらしい。それを司会者の山城新伍さんが「チョメチョメ」って呼んだんだ。そこから一気に広がって、1981年には流行語にも選ばれているほどなんだよ。

山城さんのキャラクターがそうさせたのか、今は下ネタ系の言葉をぼかすために「チョメチョメ」って使われることが多いかな。

ミュージシャンも数多く造語を作っている

ニューハーフの由来は、桑田佳祐さん

イカした造語を作っているのはミュージシャンも結構多いよね。例えば「ニューハーフ」という言葉があるけど、LGBTが広く定着して、ニューハーフも一種の市民権を得たって感じがするよね。

実は、あの有名ミュージシャンが作った言葉と知ると、びっくりする人も多いんじゃないかな?「ニューハーフ」という言葉を作ったのは、サザンオールスターズの桑田佳祐さんと言われているよ。

この造語の由来だけれども、昔大阪に「ベティのマヨネーズ」っていうショーパブがあって、そこのママのベティが桑田さんと1980年に対談する機会があったんだね。そこで、ベティが自分のことを「男と女のハーフよ」って言ったんだよ。

それを受けて、桑田さんが「じゃあ、ニューハーフだよね」と返したのが、ニューハーフっていう言葉の誕生した瞬間だと言うね。これは関西ローカルの番組で、ベティさん本人が話していることだから、まず間違いないだろうね。

ギャランドゥの由来は、西城秀樹さん、名付け親は松任谷由実さん

他には、「ギャランドゥ」があるね。西城秀樹さんをイメージする人も多いんじゃないかな。西城さんの腹から下腹部の体毛が濃かったことから、彼の歌っている楽曲のタイトル名にちなんで、「ギャランドゥ」って呼ばれるようになったんだけど、西城さんの造語かっていうと、そうじゃないんだよ。

実は、シンガーソングライターの松任谷由実さんが名付けた造語って言われているよ。

昔、特番でしばしばやっていた「オールスター水泳大会」に西城さんが出場していて、濃かった腹毛を松任谷さんが見ていたんだって。そのエピソードを自分のラジオ番組で話していたんだけれども、このときに「ヒデキの…その…ギャランドゥがさ」と言ったのがルーツとされているね。

このように、ミュージシャンが使い始めた言葉が広く定着したパターンは結構あるね。

造語症には芸人が多い?

造語のルーツを見てみると、芸能人の中でも多いのが芸人さんだよ。やっぱり芸人さんはトークが命だから、言葉を考える脳が発達しているのかもしれないね。今ではごく普通に使われている言葉が、実は芸人さんが編み出した造語だってことも結構あるよ。

バツイチの由来は、明石家さんまさん

離婚歴のある人のことを「バツイチ」って言うのは、もはや当たり前になっているよね。しかし、バツイチっていう言葉は比較的最近生まれた言葉で、この言葉が広く世間で使われるようになったのは、あのお笑い怪獣の明石家さんまさんがきっかけ。

1992年9月に女優の大竹しのぶさんと離婚するにあたって会見したときに、額のところに「×」印をメイクして現れたんだよ。

離婚したことのある人は知っているかもしれないけれども、離婚するとなると籍を抜かないといけなくて、戸籍原本に大きな×印が付けられるんだよ。これをギャグにして、「バツイチ」と言ったわけね。

さんまさんの会見以降、「バツイチ」って言葉が広く普及して、「現代用語の基礎知識」の1993年版には、若者用語として掲載されたほどだったんだよ。

エッチする、の由来は島田紳助さん

「セックスする」という意味で、「エッチする」って言葉を使うよね。これも実は造語なんだ。「セックスする」とテレビ番組で発言すると、生々しいよね。そこで、もっとポップな感じで言いやすくするために編み出されたのが「エッチする」という言葉なわけ。

この言葉を定着させたのは芸人さんなんだけれども、それが誰なのかははっきりしたことはわかっていないね。明石家さんまさんという説もあれば、島田紳助さんだったという説もあるね。

エッチする、はHentaiのHから来ている

「エッチする」っていう言葉自体はもっと前からあって、明治20年代くらいから使われていたみたいだね。「エッチ」は「変態(Hentai)」の頭文字からきていて、当初は性的な隠語という扱いで、主に女学生の間で使われていたんだって。

大正時代になると、同性愛者という意味で使われていたよ。こうして見ると、昔からある言葉でも、時代によってその意味合いが微妙に変わってきているんだね。セックスするという意味で使われるようになったのは、1980年代以降と考えられているよ。

根暗を広めた、タモリさん

「根暗」という言葉も広く定着しているけれども、これもお笑い芸人発信の造語なんだ。タモリさんがこの言葉を広めたって言われているよ。性格の根っこの部分が暗い人のことを指して、1970年代の後半あたりから番組でしきりに使うようになったよね。

そして、1982年の流行語にもなっているよ。根暗の「根」は、「性根」とか「根性」からきているんじゃないかって言われているね。人の性質を二極化して、シンプルでわかりやすくしたきっかけになった言葉と言われているよ。

根暗の由来は、九十九一さんや立川直樹説など複数ある

ただし、「根暗」という言葉を広めたのはタモリさんなんだけれども、実際にこの言葉を作ったのは別の人なんじゃないかという説もあるんだよ。お笑い芸人の九十九一さんがルーツという説や、音楽プロデューサーとして活動している立川直樹さんとする説などがあるね。

また、漫画家のいしかわじゅんが作った言葉にタモリさんがのっかったという説もあるし、やっぱりタモリさんがルーツで、先ほど出た九十九さんに向けて言ったのが発祥という説もあるよ。

「笑学百科」に根暗の発祥について記載がある

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小林信彦さんという評論家が1982年に「笑学百科」という本を出版していて、そこで根暗の発祥についての話が書かれているよ。彼自身も「僕の知る限り」と断りを入れた上で、タモリさんがルーツと言っているね。

根が明るい、は使われていたが根暗は斬新だった

深夜放送の中で、東北から信越を暗い土地、大阪を明るい土地、と地域ごとに区分けがあるという話から、そこの出身者はそれぞれ「根が暗い」「根が明るい」と言ったんだね。

「根が明るい」という言葉はそれまでにも使われていた表現だったんだけれども、「根が暗い」という言葉はあまり使われていなかったから、小林さん自身、それを聞いてインパクトがあったと述べているよ。そうなると、やっぱりタモリさんがルーツなのかもしれないね。

松本人志造語症説

ダウンタウンの松本人志さんは、お笑い芸人の中でもずば抜けて造語の数が多いと言われているね。だから、造語症の僕からしても、この人は造語症かもって感じているよ。

逆ギレの発祥は松本人志さん

いろいろな言葉が松本さん発信とされているけれども、有名なのが「逆ギレ」だね。逆ギレとは、本来キレるべき立場にない人が怒ることを指すよね。例えば、被害者が加害者に怒っている時に、怒られているシチュエーションに我慢ならなくなって、加害者のほうが怒り出す現象のことなんだけど、この言葉を作ったのが松本さんと言われているよ。

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の中で言い出したのが始まりで、今では普通に日常会話の中で使われているんじゃないかな。

スベる、空気を読む、の由来は松本人志さん

「スベる」っていう言葉もあるね。受けを狙って言った言葉が笑いにつながらなかったことを指すんだけれども、こちらも松本さん発祥の造語と言われているよ。それから、「空気を読む」という言葉も、松本さんが使い出して広まっていったとされているね。

ネットで調べてみると、その他にも出てくるわ出てくるわ…、

  • 「イラっとする」
  • 「ネタがかぶる」
  • 「絡む」
  • 「ドン引きする」
  • 「グダグダ」
  • 「ハードルを上げる」
  • 「サムい」
  • 「逆に」
  • 「どや顔」
  • 「ブルーになる

などなど、20個以上あるんじゃないかっていう話もあるくらいだよ。松本さんは立派な造語症だね。

造語を考えた人を詳しく知りたい方は、「この言葉って造語?有名人が広めた言葉集」をどうぞ。

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